肛門の主な疾患や症状
内痔核(脱肛)、肛門ポリープ、直腸脱などが考えられます。比較的まれですが、直腸にできた大腸ポリープが脱出する場合もあります。大腸ポリープは肛門ポリープと異なり、大腸ガンに進む可能性があるため、早めの切除が必要です。
肛門科外来で最も良く見られる症状で、痔核(イボ痔)、裂肛(キレ痔)などが考えられます。しかし、大腸ガンや慢性の大腸炎など大腸の病気である可能性もあり、その場合には診断の遅れは許されませんので、大腸内視鏡検査で専門的に診察する必要があります。 内痔核でお困りの方には、日帰りでできる硬化療法をおすすめしております。
裂肛(キレ痔)、血栓性外痔核、肛門周囲膿瘍、または脱肛などの疑いがあります。
肛門部皮膚炎(湿疹)のほか、時に肛門部白癬、肛門部カンジダ症の疑いもあります。
痔核・直腸脱、直腸瘤の他、肛門狭窄でも起こりますが、大腸に狭窄を来す病変が無いかのチェックも必要です。 症状により大腸内視鏡検査をお勧めします。